手順を覚えてスムーズに!
焦らず無理のないペースで
寝たきりの状態の更衣介助
更衣介助の中でも特に大変なのは寝たきりの利用者に実施する時です。まずは、上着のボタンを外し、側臥位にして上側の肩から衣服を脱がしていきましょう。そして、着替え用の衣類を腕から通し、そのまま肩と背中にまで通します。次に、仰臥位になり、汚れた服を反対の腕から外していきましょう。着替え用の服を反対の腕に通したら、前のボタンをとめてください。背中のシワやたるみを伸ばすのも忘れないようにしましょうね。
次に、ズボンの更衣介助です。まずは、側臥位にしてお尻の下までズボンを下ろしてください。そして仰臥位になり、ズボンを交互にズラしながら脱がしていきます。着替え用のズボンを足先に通して、左右交互に太ももまで上げていきましょう。この際、一気にお尻まで上げてはいけませんよ。側臥位にして、交互に片側ずつお尻までズボンを上げてください。この際も、ズボンのシワやたるみを伸ばすことを忘れずに。
座った状態の更衣介助
座った状態での更衣介助は姿勢の保持が重要になります。その上で、無理なく上着やズボンの着替えを行いましょう。姿勢の保持が難しい人や麻痺がある人は特に注意が必要ですよ。まずは、上着のボタンを外します。動かしやすい方の袖を抜いてから、反対側の袖をゆっくり抜いていきましょう。麻痺がある場合は、肩から肘、そして手首の順に外してください。着替え用の衣服は動かしにくい方の袖から通していきます。肩と背中まで通したら、動かしやすい方の腕に袖を通しましょう。それから前のボタンをとめて、背中のシワやたるみを伸ばします。
ズボンはまず、ボタンやファスナーを外します。交互左右にズラしながら膝まで下していきますが、焦らずゆっくりやりましょうね。片足ずつ足首をズボンから抜いて、着替え用のズボンを足先から通していきます。利用者の姿勢に注意しながら、お尻の下まで引き上げていきましょう。その後は、立ち上がるか横向きになってもらい、お尻までしっかり引き上げます。シワやたるみを伸ばして、ボタンやファスナーをとめれば完了ですね。
更衣介助のコツ
更衣介助を実施する際は、利用者の残存機能を活かさなければなりません。そうすることで、自立度の維持・向上につながります。また、着脱しやすい衣服を選ぶことでスムーズに更衣介助を進めることができます。実施の際は、声かけやコミュニケーションを意識してくださいね。「次は袖を通しますね」など、動作ごとに声かけをすることで安心感を持って着替えてもらえますよ。何よりも、無理のないペースで進めていくことが大切です。
新しい職場で働きたい!
-
転職成功のポイントは?
転職を成功に導くためには、より多くの情報を集めなければなりません。経営主体や施設の規模などにも注目してください。職場の雰囲気を知りたいなら、口コミサイトを活用しましょう。また、施設見学には必ず行ってくださいね。
- サポート体制が万全の「レバウェル介護」
- 求人の質が高い「ファーストナビ介護」